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zoom RSS ふくろーねこの言葉発掘・ラテン語編  2  本多敬

<<   作成日時 : 2011/02/06 14:37   >>

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ロンドンのユダヤ人の友達、ダンは配管工でギャングだった。父がドイツ人のボルシェヴィキストで、イスラエルに入植した。ダンはキリスト教の復活を嘲弄していた。「ユダヤ教のあなたは死後、どうなるのか?」ときくと、「ゾンビみたいに生き返るのさ」と、自分の説に怯えていた・・

 ゾンビでなければ、ユダヤ教の救済とはなにか?ユダヤ神秘主義の影響が読み取れる、スピノザの本を開いた。「人間精神は身体と共に完全には破壊されずに、その中の永遠なるあるものが残存する」。キリスト教世界の知識人なら、肉体が滅んでも書き残した本は残る、と理解するのかな

Mens humana non potest cum Corpore absoluté destrui;sed ejus aliquid remanet, quod aeternum est.つまり、スピノザはこういっている。我々は、我々が身体以前に既に存在していたと想起する事は不可能だ・・というのは、身体の中にそれについての痕跡は何も存しえないし、また永遠性は時間によって規定されえず、時間とは何の関係も有しえないからである。しかしそれにもかかわらず我々は我々の永遠であることを感じ且つ経験する。
 何故なら精神は、知性によって理解する事柄を、想起する事柄と同等に感じるからである。つまり物を視、且つ観察する精神の眼がとりもなおさず我々が永遠であることの証明なのである。Mentis enim oculi, quibus res videt, observatque と、スピノザは説得している。
 「物を視、且つ観察する精神の眼」は、「ジャーナリズム」と呼ぼうと、「演劇」と呼ぼうとも、名称の違いだけだ。ついでに、「映画」と呼んでも構わない。オランダの無神論者はこう結ぶ。我々は個物をより多く認識するに従ってそれだけ多く神(=自然)を認識する。ゴダールなら、映画だ。

 Quo magis res singulares intelligimus, eo magis Deum intellimus.ここでスピノザはラテン語の文にオランダ語を添えている。of wy ook meer verstant van God hebben.

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