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zoom RSS オリンピックより百倍面白い(はず?)、ロンドンの話題 ー ジャパ・イデッシュ語、超マイナー言語誕生

<<   作成日時 : 2012/08/03 09:49   >>

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ロンドンの思い出話

ロンドン時代のユダヤ人の友達によると、mは古代ヘブライ文字で水蛇の形。m音で蛇を指したはずです。mimiは耳だと告げると彼は驚愕。体の一部が蛇だったとは!よし、mimiは蛇の意にしようと提案。ばんざーい、ジャパ・イデッシュ語、マイナー言語誕生の瞬間でした(笑)。ま、とにかくですね、こうして、イデッシュ語は、東欧の言葉を吸収していったのだそうです。話者によって、無限のヴァリエーションがあるのだと、その友達が実に分りやすく説明してくれました。

耳即チ蛇ナリ?ロンドンの友達が驚いたのは、蛇が人間に知恵を授けた神話を思い出したからです。バクーニン的にいうと、人間は知恵によって神に反抗する力を得ました。だからこそ神は楽園追放を命じたわけです。神の代理人の如き女王陛下のもとで、移民達の同化を拒む心の影を物語っているのでしょうか

ここで、一息。カフカの話題でも紹介いたしましょう。カフカ曰く、
Ohne sie kann ich nicht leben, und mit ihr auch nicht.(彼女なしには生きられないし、彼女とともにも生きられない)
学校のときは公用語ドイツ語、友達家族といるときはチェコ語。ユダヤ人ならば「彼女」は、話言葉のイデッシュ語だったのでしょうか。

ところで、烏賀陽さんがツィッターを通して正しくご指摘して下さったように、「アルファベットの発生は中近東地域の歴史に密接に関係していて、象形文字としてのアルファベットの末裔はヘブライだけじゃない」です。

この点に関しては、歴史というのは、例外なく、現在から解釈されて再構成された歴史です。専ら、アラブ(エジプト)からの依存性を過小評価、ヘブライの自立性を過大評価するのは、やはり近代の解釈の反映と思います。(中国と日本の場合もそうですね)。リベラルなコスモポリタンのNYのユダヤ人なら全然OKなんでしょうが、イスラエルから来た、ロンドンのナショナリスティックなユダヤ人を前に、これは中々言えませんでしたね。

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