シャブロル「引き裂かれた女」 by takashi honda
・シャブロル「引き裂かれた女」la fille coupée en deuxを鑑賞。労働者階級の家族を描いた英国テレビドラマ(East enders)の影響がフランス映画に及んでいるという。ヒロインの天気お姉さんは庶民的。ピアニストの男優との共演・・・おいおい、デ・ニーロが現れた!
・「引き裂かれた女」は何か?何によって引き裂かれたと主張するのか?チラシを一瞥すると「愛を追いかけ、愛しすぎて狂っていくヒロインのサスペンスフルな恋愛劇」・・・う、ヘドニズム。映画のアイデンティティーは、こんなテレビ植民地主義のヘドニズムと本のピューリタリズムの間に引き裂かれている
・登場人物のブルジョア御曹司の名前がある人物の父の名前に類似していることは、やはり無視できない。作家シャルルに於ける、セックスと美食の快楽主義と、田舎に隠遁したストシイズムは、ゴダールを喚起する、と指摘したら、意外だろうか。若い頃自殺の衝動を避ける為に性的放逸に溺れた事は察しがつく