こんな多文化主義に抑圧的な国だからこそ、差異についての哲学を大切にしようではないか!



こんな多文化主義に抑圧的な国だからこそ、差異についての哲学を大切にしようではないか!新大久保でのゴロツキの草莽的デモ、大阪市による朝鮮学校に立ち退き要求。こういう多文化主義に抑圧的な国だからこそ、差異についての哲学が貴重といえよう。フランスを発信源に、差異の哲学者達が想定していたのは多産的に成長していく差異であった。だから、実体的に、差異をマイノリティーに還元してしまうのは間違いなのだ。何故か?こここで、イギリスを例にとって説明しよう。ブレアー労働党は、ネオリベ的グローバリズムを強力に展開する為に、国内労働組合の依存を断ち切る必要があった。国策的多文化主義は、女性、同性愛者、移民、外国人労働者というマイノリティーを集票マシーンに結びつけた。他方不満を持つ一部の労働者達に急接近したのが、極右だった。差異の実体化が起きると、差異は差異でなくなる。が、マイノリティーを集票マシーンに結びるためには、政党は、どんな差異にどんな権利を与えるのかを明確にするだろう。こうしてネオリベ的グローバリズムと国策的多文化主義の結婚が起きたー労働者達は次第に自らを代表することができなくなっていった。ところで、保守党支持の資産家は労働党のギャンブルに票を入れたわけだが、無支持層の中で年金を心配する中流も労働党に票を入れた。ある日目前に取り付け騒ぎに準じた行列を目撃したとき私は声をあげてしまった。ギャンブルで総敗北した彼らもその一ヶ月前はアベノミックスについてわくわく語る今日のネット小口投資家みたいだったことだけは言っておくよ。さて、労働者の中で自らの声を代表できない者達は、彼らの票を、保守党ではなく極右に委ねた。その極右が外国人労働者を襲撃するよりも前に、労働党はアラブ系移民達をスケープゴート、国外追放の拷問にかけていた。アラブ系住民は人権を要求し始めたとき、国策多文化主義の問題が誰の目からも明らかとなった。多文化主義もグローバリズムも、民主主義の社会を実現する上で、寧ろ好ましい。イギリスの失敗は、国策的多文化主義とネオリベ的グローバリズムにあったのだ。学ぶべきことは何か?米国の為の戦争に行かないこと、TPPとネオリベ的グローバリズムの亜流アベノミックスに反対すること、人権を守ること、以上。








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